GSはフィギアスケートであるが如く?
12 30, 2015Posted inGSはフィギアスケートであるが如く?
某地方国立大学卒業生のおやじ3人は、今年最後の年忘れツーリングに秩父方面へ。
冬型の季節配置の関東地方は朝から晴天であるが、単車乗りにとってはとても厳しい気温であります。本日の計画も、往復300kmに満たない秩父方面、併せて昼食グルメと日帰り温泉を組み込んだゆるーい年忘れツーリングです。
圏央道日高狭山IC近くのコンビニで待ち合わせ後、299号を経て秩父へ。「和銅遺跡」に立ち寄った後、「関東甲信越で有名な」珍達という中華料理屋で、冷え切った体に染み渡る極旨のラーメンをすすりました。
若い時には、お互い自らのマシンの話に花が咲いたものだが、おやじとなった今では、防寒対策、モバイルツール、云々ともっぱら、衰え行く体を庇うが如く快適性を求めた話題に終始するのであります。とにかく寒かったなぁ。走行時の指先の冷たさには参りましたが、グリップヒーター付きのGSは一歩リードしています。埼玉県の山間部尾根伝いに通う林道は、午後に入った1時台でも水たまりは氷が張っているほどの気温。しかし澄み切った空気は遠くの関東平野をクリアに眺めることができました。
さて、その後帰路に向かう3台の内、GSにハプニングが襲う事に。
NX,XT,GSの順で、舗装された林道を十分な車間を保って走行。杉林の中を飯能方面へ下っていく途中、XTのバックミラーから突然、GSの姿が消えたのです。
暫く速度を緩めてミラーを確認するがやはりGSは付いて来ません。これは何かあったなと判断せざるを得ない程の時間が経過したので、Uターンして数百メートル程上り坂を戻ると、GSが考えられないポジションで停止しているのを発見。
崖っぷちの路肩から約1メートル下で垂直に倒立しているではないか! しかも走って来た方向とは全く逆の方向です。果たして如何にこのような状況になったのであろうか?
幸いライダーは無事の様であり、自らのGSの有様を写真に収めている程、余裕をかましています。
事情聴取、現場検証を行った結果、以下の様でありました。
・メーター手前に装着されたスマホか何かに気を取られた一瞬、路面左側の湿った落ち葉にフロントタイヤが取られ右側に転倒。
・右側エンジンガードが第3の設置個所として路面を滑り、弧を描きながらアスファルトを滑走。
・GSは180度向きを変えたところで右路肩から落ちる。
・幸いにも僅か約1メートルのところで車体は倒立し停止。
路面にはフギュアスケートの軌跡のように、エンジンガードによる痕跡が克明に残っておりました。人体はアスファルト滑走時に単車からはなれて右の腰に打撲を負ったようでしたが重症ではなさそう。対向車がいなかったことが本当に幸いです。
検証完了後、300kg近いGSの車体を3人で引きずりあげて、無事、帰宅の途に着きました。
皆様、是非とも来年も安全運転で!

にほんブログ村
スポンサーサイト
{7 Comments}