古き記憶との再会
04 13, 2016Posted in古き記憶との再会
そのローカルな地域観光まつりに付随し、おまけのように開催されたオートバイイベントは、「世界のオートバイが集う」と銘打っていました。実際、ネットに掲載されている過去の開催時の写真を拝見すると、概ね80年代以前の国産、外国製のオートバイから、第一世代のスクーター等が合わせて50台程度集合し、歩行者天国となった駅前商店街の道路両サイドに並べられて、見知らぬライダー同士が単車話に花を咲かせましょう、といったイベントのようです。しかし実際には、参加はどんな車種でも、飛び入りも参加オーケーとのことでした。

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そのイベント開催を知ったのは、またもや富山高岡のブロ友、いちごさんからのLINEであり、それは2日前のことでしたが急遽、冬眠中だったCB750FOURを整備し、無事参加するとこができました。
さて当日集まった各車の紹介は割愛させていただきますが、思わず自らの古き良き時代を思い出す車両と出会うことができました。
イベント開催時間から30分ほど遅れてきたその単車は、白のヤマハXT250です。
受付を済ませたオーナーは、すでに何十台も単車が並べられている沿道をノーヘルでゆっくりと私の前に近づいてきましたが、その単車の車種、色を認識した瞬間、私はすでにそのオーナーに声をかけてしまいました。
「おー、なつかしい! 私、昔同じ色のこれに乗っていましたよ!」
「20年以上、倉庫で眠っていたのをレストアしたんですよ!」
そのオーナーとは暫くのあいだ、談笑しましたが、新車の美しさではなく、ノーマルの姿を保ったXT250の素の美しさに見とれ、話の内容はあまり記憶に残っていません。
思い起こせば、我がXT250は学生時代の間の2年間も乗ったかどうか定かではありませんが、その記憶はオフロードモデルが当時のオートバイの人気カテゴリの一つであったこと、XL250Sに乗る友人と1週間かけて東北を一周したこと、などが蘇ってきます。
当時オフ車も各メーカーから様々な排気量の分野で4スト、2スト、数多くがラインナップされ、決して新車等は買えなかったのですが、確かに”選ぶ楽しみ”があったように思います。
実は我がXT250も、この車種を切望して乗り始めたのではなく、”たまたま”格安中古のオフ車がバイク屋の店頭に並んでいるのを見つけて購入したと記憶しています。
80年代前半のある日
その当時は既にXT250は型落ちで、DOHCのXT250Tが販売されていました。友人もそのTを早速手に入れていましたが、四角いヘッドライトにブルーの大柄な車体が、オフらしくなく個人的には羨ましくはありませんでしたが。。。
写真に写るXT250Tのオーナーは現在某自動車メーカーS車の社員で、今でもS社製DRに乗り続けているオフローダーです。
話はそれましたが、こんな旧車イベントでは予期せぬ出会いがあり、家に帰ってからもそれに関連した古い昔の写真を引っ張り出して過去の様々な記憶を呼び戻してはニンマリとする事、それがまた至福の時間であったりするのです。
規模は小さくても、いろんなイベントには参加してみるものですね。

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