無人気車
昔のミスターバイク誌に、「俺の無人気車コーナー」があった。こんな二輪車に乗っている人がやっぱりいるのか?と、驚くやら尊敬するやら複雑な思いで読んだ覚えがある。でも結構楽しめた企画である。
皆様に列記したい。また、以前乗っていた人は、その乗り味を是非ともコメントで賜りたい。決して非難しているわけではないので悪しからずご了承願います。
■ HONDA車
CM400。ホーク系エンジンでのアメリカンモデル。250の影響で売れて無い。
GL700インターステート。これもアメリカンモデル。大型持っていたら、ナナハンに乗るよなぁ、やっぱり。
FT500アスコット。XL系エンジンでのロードモデル。太いリヤタイヤが印象的。
CB650。由緒あるHONDAのSOHC四気筒の割には売れなかったモデル。今頃、LCとかがヤフオクに出ているが、実に悔しいモデル。これぞ日本が世界に誇る四気筒である。白バイ以外に見たことないモデル。筆者は本当に好きなのだが、全く見ないのが辛いなあ!
■ YAMAHA車
チャピイの80のクラッチ付き。ファミリーバイクですみませんが、これって売れたのだろうか?同類のジッピイもあったな。井上順とマギーミネンコがコマーシャルしていたな。
SRV250。Vツインエンジンでのロードモデル。カタログでは非常にきれいな造りにみえたけど。
XZ550D。400でも見たことない。シャフトで一本筋の通った奴。カウリング付き。水冷70度Vツイン、DOHC8バルブ。ツーリングにはいいだろうけれどな。
XS850。輸出用だから仕方ないか。
XJ750A。白バイに採用されたが販売不振。その白バイすら見たことがない。
■ Kawasaki車
このメーカーも数々の無人気車を輩出した老舗である。
GPZ250R。筆者はこれの不動車を所有しているが、誰か要りませんか?
Z250FS。名前はそこそこかっこいいが、キャストホイールで前後ドラムのOHCシングルは売れないだろうな、やっぱり。
Z650SR。ロクハンの空冷四気筒DOHC。クランクケース前でクロスしたマフラーが印象的。650LTDのベースモデル。エンジンはZ650のあのエンジンです。やはり少し中途半端だったかなあ。
Z750GT。輸出用だし、シャフトだし。
Z550LTD。だから、中間排気量は売りにくいってば!
■ 大本命のSUZUKI車。かなりの頻度で、派手に外した二輪車を出しています。
GN400E。これぞ、最右翼!二輪雑誌のコマーシャルコピーが,「キリッと全身!」なんて、もう痛いくらいに外している。エンジンはSP370の煎じ直し。
GS550L。皆様、中間排気量では痛い目に合われたようです。
GS750GL。L付けても効果のなかった一台。重たいだろうな、これは。
ミニクロ75。極めて稀少。今あればヤフオクでは人気者になれるが売れていないな。
GP125とGT100。ハスラー125のエンジンと90エンジンのボアアップエンジンを搭載したロードモデル。本流はGTがあったので苦しんだ一台。100の方は、かなりの稀少モデル。現車は1回だけ見たことがある。大事にしてあげて下さい。双方ともお宝鑑定団口調に成らざるを得ないモデル。
色々書きましたが、現在でもお乗りの皆様におかれましては、これからも大事にしてあげて下さい。そして、あぶら点検窓にコメント入れて下さいませ。
夏の暑い日に、受験勉強の合間に、読み耽った二輪雑誌のページに屈折した憧れがあった。、免許取った後も、金も無いのに、あれやこれや悩んだ日々が俺達の青春って奴よ!
でも、本当に夢中になる物が明確にあった俺達の青春は、どこに出しても恥ずかしく無い青春だったのだよ。俺達はいい青春時代を過ごして、その時代は、俺達が二輪車に乗る限り続く訳よ。やっぱり単車はいいなぁ!
あの頃もピース!今日もピース!明日もピース!
執筆 猫の顔
