英国雑誌から
その中で、これは面白いと興味をひく記事があったのでご紹介します。
まずは、「YAMONDA 750」
これは、どうやらモアパワーにあこがれた英国の好き者が、自身のTX750にCB750のエンジンをハンドビルディングでこしらえたものです。
TXのスリムボディに幅広のCB750エンジンがミスマッチしていて非常にどでかいエンジンに見えます。CB750の場合もともと4気筒を搭載するので幅広のフレームとしているのでここまでエンジンが出っ張っては見えないのですが、これはかなり極端に見えます。
ところで、チェーンのセンターはどうやって合わせたのでしょうか?
その昔、カワサキのKH400に2気筒足して666ccの5気筒やKH250の416cc5気筒モデルを英国人が作成したとの記事を読んだことがあります。
まったくバイキングの子孫のやることにはついていけません。理解に苦しむ記事でした。
このYAMONDA750も同じです。ネーミングも理解に苦しみます。
この本の特集記事は、なんと「CB650」でして、ゆずぽんさんも、猫の顔のあまりのCB650に対する偏執狂ぶりにかわいそうに思われたのでしょうか、貴重な資料を下さったのでした。
このヨーロッパ向けのCB650は、国内向けとは大きく異なる部分がいくつかあります。
まずは最高出力、63PSとありますが、長兄のCB750の67PSに迫るものとしている。
どなたか欧州向けのCB650のカムシャフトの部品番号をご教示願います。
次は青いカラーリング。これはとても気に入っていますが、純正しかも欧州輸出向けのタンクはとっくの昔に生産中止でしょう。あきらめざるを得ません。
長いリヤフェンダーはホンダのみならず、カワサキでもヤマハでもよく見られる装備です。雨天でも高速で平気で飛ばす彼らには必要な装備なのでしょう。
アルミ製のバックステップとコンチハン。
このバックステップホルダーはもしかしたらCB750Fと共通部品かもしれません。
なかなかの前傾姿勢でしかもコンチハンドルです。これはCB400Nあたりと共通部品と思われます。しかし650ccクラスをコンチハンドルで操るのは、ブルーワーカー並みの上体の筋力を必要とするはずですが、高速走行での快適性を追及した結果でしょう。
昔のBMWのRシリーズ(R1200RSとか)なんかはめっちゃ短いコンチハンドルでしたが、欧米人の上半身の筋力は日本人のそれよりはるかに強靭と思われます。
いずれにせよ、貴重な資料を頂き感謝しているこの頃です。
ところで、CB650の特集記事の次のページの「売ります買います」コーナーにはさっそくこのCB650が売りにでているので、一体何のために特集記事を組んで掲載したのか、これまた理解に苦しむのでした。
以上、ちょっと面白い英国二輪雑誌の中からでした。

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