ワレ、卒業検定ヲ突破セリ!
02 18, 2021Posted in2.0日記
全国300万人のあぶら点検窓の読者の皆様、猫の顔でございます。
栄光の大型二種自動車免許の卒業検定試験に合格しました。
あとは、府中試験場での学科試験と適正検査を突破するだけです。
以下、思い出す分だけでも、今後の300万人の読者の皆様の御参考になればと思い、述べていきます。今日の受験者数は3人で、猫の顔の受験番号は1番でした。
試験車両は301号車。走行32万キロの気合の入った日野自動車製のバスです。
卒業検定の科目。これは所内コースと路上コースの2種類あるのは前回と同じです。
今回の所内コースの課題は
「縦列駐車」
「鋭角ターン」(今回は左回り)
「後方間隔500mm」の豪華3本立てでした。
前回の追加補修の時に、アドバイスをくださった、「仏のK指導員」のお告げのとおり、「方向転換」の代わりに「縦列駐車」がメニューに入っていました。
「まずは猫の顔さん。検定を始めてください。」との指示で検定が始まります。
この時は、一度バスを降車して、扉の外側に立ち、「前後を確かめて」ドアの開閉を行います。ここの部分も検定員は、しっかりと中扉の位置まで移動して目視確認に来ています。
縦列駐車。
前回の補修授業で、おさらいしたので、一応自信があったのですが、途中から、バスの巨躯が、駐車スペースに対して、急角度で入ってしまい、左リヤタイヤが縁石に乗り上げそうになってしまいました。この場合の正しい進入角度はバスの上から見ると約20から25度です。(縁石乗り上げは、即検定中止となります。)
慌てて、一度、前進して抜け出し、再度、もう少し浅めに(駐車スペースとリヤのクリアランスが厳しくなるのですが)バックしなおして、左車体最前部のミラーを、ポールに接触せずに何とか駐車スペースに収納しました。実はこれがナイスな判断でして、左リヤタイヤが縁石に乗り上げたり、縁石を擦ることなく、バスは駐車スペースに無事に収納できました。
鋭角ターン(今回は左回り)
よくしたもので、動画サイトで「大型二種免許」と検索すると、いくつものお勉強用の動画が、アップされています。
この課題の最大のキモは、鋭角コースに進入後の最初の左回しのハンドル操作にあります。何度も動画を見て研究した結果、そう会得しましたが、実際に試験中にそのように操作できるとは限りません。今回は、集中しての「超ゆっくりアイドリング走行」により、見事ドンピシャの位置に車体を誘導して、切り返しは1回で通過できました。縁石に、どのタイヤでも当たると、接触小で、減点対象になるので、超ゆっくりのアイドリング550rpm+半クラッチ走行(多分秒速数センチの速度です。)により、タイヤを縁石に当てないように気を使いながら動かしました。本当は2回の切り返しを行い、余裕をもって通過するつもりでしたが、どこからとなく「そのまま行きなさい。行けるよ。」とのトランプ前米大統領の声でお告げがあり、その声に導かれるまま、バックは1回のままで、ゆっくりと鋭角コースを通過したのでした。
後方間隔500mm
一応、できる限り攻めて500mm以内に収めたつもりでしたが、計測の結果800mmと言われました。500mmを越えているので、減点対象となります。「一度、2mくらい前進して再度やりなさい。」との今度はバイデン大統領からのお告げがありました。再度の挑戦では、かなり攻め込んだ結果「約100mm」と言われました。あと、ほんの少しで接触、検定中止になるところでした。ちなみに、私以外の方も、2回挑戦していたので、特段バイデン大統領は、猫の顔だけにお告げを出したのではないと思います。
これで、所内検定コースの課題は終了ですが、「猫の顔さん。もう少し元気よく走ってくださいよ。あなた一人で30分以上かかってますよ。」とも言われました。
次は路上検定ですが、小休止のあと、「受験者3人とも、所内コースでは、全員が合格の範囲です。」と習近平国家主席からの途中アナウンスがありました。
それを聞いた猫の顔は、気をよくし、あとは路上だけという、気持ちの余裕が生まれました。路上では、特段大きなミスもなく、道中の3回の「中扉合わせ」も、上手くできました。街路樹の枝を数本折りましたが(これも接触小で減点対象となるようです。ちなみに神奈川県警の二俣川試験場での検定では、街路樹接触は、事故とみなされ、即、検定中止となるそうです。)特にお咎めもなかったのは幸いでした。
今日は休みの日で、快晴でしたので、人通りも多いのではないかと懸念したのと、前回路上をバスで運転したのは、一週間前というのが気になりましたが、街道筋のスーパーマーケットへの駐車待ち車両も、思いのほか少なく、それほど難儀な路上検定試験ではありませんでした。このスーパーマーケットの駐車待ち車両は、路上検定車両にとっては、大迷惑なものでして、不意に駐車待ちをやめて進路変更する車やら、駐車待ち車両の間から飛び出てくる車両もいたりして、本当に困るのでした。
路上検定を終えて、自動車学校にかえってくると、もう、すっかり精も根もなく、くたびれていました。何とか完走をした猫の顔は、すっかり疲れてしまいました。続く他の二人の路上検定を見る余裕もなく、とにかくバスの後部座席に座っているだけでした。
自動車学校に帰り、待つことしばし、検定員の教官が書類を抱えて現れました。
「全員合格です。」との言葉に、猫の顔は、本当に安堵しました。
受験者各員への検定結果の講評ですが、「猫の顔さんは、縦列駐車で、よく、やり直しましたね?やり直しのバスの位置が、まさに適正な位置で修正できたので、本当に良かったと思います。また、鋭角ターンも、最初の進入角度がよかったので、見事に1回の切り返しでクリヤーできましたのはよかったです。後方間隔500mmも、2回目にはかなり攻めていましたが、上手く接触せずに停めることができました。路上では、大きなミスはありませんでした。」とのことでした。
良かった。本当に良かった。
こうして、猫の顔は残すところ府中免許試験場での学科試験のみで、栄光の大型二種免許を取得することができる運びとなりました。
めでたし、めでたし。
これで、猫の顔は、マーチンケイディン氏に一歩近づいた気がしたのでした。
おしまい。

スポンサーサイト
{4 Comments}